会計・税務

マネーフォワード クラウド開業届——個人事業主の開業書類を無料作成

マネーフォワードの無料サービス「クラウド会社設立」「クラウド開業届」を活用した法人設立・個人事業開業手続を解説。

執筆: Founder's Money 編集部 · 3 分で読了 ·

マネーフォワードが無料で提供するクラウド会社設立・クラウド開業届は、創業時の書類作成を大幅に効率化するサービス。本稿では機能と活用方法を整理する。

2つの無料サービス

マネーフォワード クラウド会社設立

株式会社・合同会社設立の書類を無料で作成。定款・登記申請書・印鑑届書など、必要書類を一括生成する。

マネーフォワード クラウド開業届

個人事業主の開業届(個人事業の開業・廃業等届出書)・青色申告承認申請書などを無料で作成。

クラウド会社設立の特徴

1. 完全無料

定款認証・登記申請書類の作成が無料。電子定款の場合、印紙代4万円が不要となるため、実質的に節約効果が大きい。

2. ガイド付きで簡単

会社情報を入力するだけで、必要書類が自動生成される。設立手続きの順序もガイドで示される。

3. 銀行口座・会計ソフト連携

設立後はマネーフォワードクラウド会計と連携可能。銀行口座開設のサポートも提供される。

クラウド開業届の特徴

1. 5分で完成

個人事業主の開業届は、フォーム入力5分で完成。税務署への提出書類が一発で揃う。

2. 青色申告承認申請とセット

開業届と一緒に、青色申告承認申請書も自動生成。65万円控除の青色申告を最初から始められる。

3. 電子提出対応

e-Tax連携で電子提出が可能。税務署に行かずに完了する。

会社設立の手順(クラウド会社設立利用)

  1. マネーフォワード クラウド会社設立に登録
  2. 会社情報入力(商号・所在地・事業目的・役員・資本金)
  3. 定款・登記申請書類の自動生成
  4. 定款認証(電子定款の場合は公証役場でオンライン)
  5. 資本金の払込
  6. 法務局へ登記申請
  7. 登記完了通知の受領(申請から1〜2週間)
  8. 税務署・年金事務所・労働基準監督署へ届出

個人事業開業の手順(クラウド開業届利用)

  1. マネーフォワード クラウド開業届に登録
  2. 事業内容・事業所住所の入力
  3. 開業届+青色申告承認申請書の自動生成
  4. e-Tax または郵送で税務署に提出
  5. 提出完了確認

従来の方法との比較

項目 クラウド会社設立 司法書士依頼 自分で書類作成
料金 無料 10〜15万円 無料
所要時間 1〜2時間 2〜4週間(待ち時間含む) 10〜20時間
定款認証 電子定款で印紙代0円 電子定款で0円 紙定款で4万円
誤りリスク 低い(自動生成) 非常に低い 高い
専門アドバイス × ×

サービス利用の前提

マネーフォワード クラウド会社設立の利用には、マネーフォワードクラウドアカウントの作成が必要。サービス自体は無料で、会社設立後に有料の会計サービスを使うかどうかは任意。

注意点

1. 専門アドバイスはない

「事業目的の書き方」「役員構成」「資本金の額」などの戦略的判断は自分で。複雑な業種(許認可業種など)は、司法書士や行政書士の関与が安全。

2. 登記後の手続は別

登記完了後の税務署届出・社会保険手続は、別途自分で行う必要がある(クラウド会社設立は登記までのサポート)。

3. 定款は法務局が形式審査するのみ

定款の内容(事業目的・役員任期等)は、法務局では事業上の妥当性は判断しない。後で問題になりにくい内容にする工夫が必要。

会計ソフトとの連携

会社設立・開業届と同じプラットフォーム上で会計ソフトを使えるのは大きな利点。

  • 初年度の会計ソフト料金が割引キャンペーン
  • 銀行口座連携・カード連携の事前準備
  • 請求書発行ソフトとの統合
  • 給与計算ソフトとの統合

設立から会計までを1つのサービスで完結できる。

個人事業 vs 法人化の判断

サービスを使う前に、まず個人事業か法人化かを判断:

判断軸 個人事業 法人
年売上1,000万円以下 個人事業有利
年売上1,000万円超 法人化検討
年利益500万円超 法人化が節税で有利
取引先がBtoB大手 法人格が望まれる
初期投資少ない 個人事業

よくある質問

Q. 司法書士に頼まなくて大丈夫ですか?

A. シンプルな会社設立(株式会社・合同会社の典型的な設立)なら、自分でも問題ありません。複雑な事業目的・許認可業種・複数役員の場合は、司法書士の関与が安心です。

Q. 法人設立後、すぐにマネーフォワードクラウド会計を契約すべきですか?

A. 設立後すぐの契約は必須ではありません。1〜3ヶ月の試用期間を活用してから決めるのが一般的です。

マネーフォワードのクラウド会社設立・開業届は、創業時の書類作成を大幅に効率化する。無料で使えるため、活用しない理由がないレベルのサービスだ。

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