バーチャルオフィス

レンタルオフィス・コワーキング・バーチャルオフィスの違いと使い分け

バーチャル・コワーキング・レンタルオフィスは似ているが用途が異なる。それぞれの特徴と料金感を比較。

執筆: Founder's Money 編集部 · 2 分で読了 ·

創業時のオフィス選びで候補に上がるのがバーチャルオフィス・コワーキングスペース・レンタルオフィスの3種類。料金もサービスも異なるが、混同されることが多い。本稿で違いと使い分けを整理する。

3種類の基本特徴

バーチャルオフィス

住所貸しが中心。物理的な作業空間は提供されない(または別途料金)。月額1,000〜数万円。

用途: 法人登記・郵便物受取・名刺住所

コワーキングスペース

共用デスク・無料Wi-Fi・コーヒーなどを提供する作業空間。月額1〜3万円(個別席なし)、5〜8万円(個別席あり)。

用途: 個人作業・少人数のチーム作業

レンタルオフィス

個別の専有空間(個室)を貸す形式。月額10〜30万円。

用途: 数名のチーム勤務・来客対応・電話勤務

料金・サービス比較

項目 バーチャル コワーキング レンタル
月額 1,000〜30,000円 10,000〜80,000円 100,000〜300,000円
住所提供 △(プランによる)
法人登記 ○(ほぼ全社) △(プランによる)
専有空間 × ×(共用) ○(個室)
来客対応 ×(オプション会議室のみ) △(共用ラウンジ)
郵便物 ○(本サービス) △(プランによる)

使い分けのフレームワーク

1人で在宅作業中心 → バーチャルオフィス

自宅住所を公開したくない・法人登記が必要・郵便受けが欲しい——こうしたニーズなら、月額数千円のバーチャルオフィスが最適。レゾナンスのような月額990円〜のサービスでも十分。

1〜3人で外出先作業 → コワーキング

カフェ作業から脱却したい・無料Wi-Fiが安定・他の起業家との交流が欲しい——こうしたニーズならコワーキング。月額1〜3万円で、登記対応プランもある。

4人以上のチーム勤務 → レンタルオフィス

定期的な来客対応・電話の機密性確保・チームで集中作業——こうした業務なら個室のレンタルオフィスが必須。リージャスはレンタルオフィス・バーチャルオフィスの両対応で、規模拡大時の移行もスムーズ。

段階的な使い分け

多くのスタートアップは、規模に応じて移行する。

  1. 1人創業 → バーチャルオフィス
  2. 2〜3人 → バーチャル+コワーキング併用
  3. 4〜10人 → レンタルオフィス(小規模個室)
  4. 10人超 → 賃貸オフィスへ移行

登記住所を変えると変更登記が必要(登録免許税3万円)になるため、長く使える住所を最初から選ぶのが得策。

ハイブリッドプラン

近年は「バーチャル+コワーキング月数日利用」のハイブリッドプランを提供するサービスが増えた。アントレサロンは登記対応のバーチャルオフィスに加え、月内何日かは作業空間を使えるプランがある。

業種別の選び方

業種 推奨
ITフリーランス バーチャル
士業(税理士・弁護士) レンタル(顧客面談あり)
EC運営 バーチャル
コンサルティング コワーキング or レンタル
クリエイティブ コワーキング
営業会社 レンタル

変更時のコスト

住所変更は登録免許税3万円(本店所在地変更)+司法書士報酬5〜10万円が必要。さらに名刺・Webサイト・銀行届出変更などの間接コストも発生する。創業時に「拡大しても2〜3年は同じ住所で耐えられる」ものを選びたい。

よくある質問

Q. バーチャルとコワーキングは併用できますか?

A. はい、併用可能です。登記住所はバーチャルにし、作業はコワーキングで行う、という使い方が一般的です。

Q. レンタルオフィスでも住所貸しはできますか?

A. レンタルオフィスは専有空間を貸すサービスなので、住所貸しは標準で含まれます。物理空間を使わずバーチャル化することも可能ですが、料金的には割高です。

3種類のオフィスは「住所提供 → 作業空間 → 専有空間」と段階的に充実する。必要な機能と料金のバランスで最適解を選びたい。

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